グローバルIPとプライベートIPの違い
防犯カメラや監視カメラをSIMで使う場合、確認しておきたいのが
グローバルIPとプライベートIPの違いです。
簡単にいうと、
外部から直接アクセスできる可能性があるのがグローバルIP、
外部から直接アクセスしにくいのがプライベートIPです。
グローバルIPとは?
グローバルIPとは、インターネット上で使われる住所のようなものです。
カメラやルーターにグローバルIPが割り当てられている場合、
外部からその機器へアクセスできる構成を作れる場合があります。
たとえば、次のような使い方で必要になることがあります。
- 外部からカメラや録画機に直接アクセスしたい
- VPNで拠点間接続したい
- 遠隔から管理画面にログインしたい
- 特定のIPアドレスで接続制限をかけたい
ただし、グローバルIPがあれば必ず接続できるというわけではありません。
ルーター側の設定、ポート開放、カメラ側の仕様、セキュリティ設定なども関係します。
固定IPが不要なケース
一方で、次のような使い方であれば、固定IPが不要な場合もあります。
- 専用アプリで映像を見る
- クラウドサービス経由で映像を確認する
- カメラ側からクラウドへ画像や動画を送信する
- 動体検知時に通知や画像を送るだけ
- 外部から直接カメラにアクセスしない
- メーカーのP2P接続機能を利用する
このような場合は、カメラ側からインターネットへ通信できれば利用できることが多く、固定IPがなくても運用できるケースがあります。
プライベートIPとは?
プライベートIPとは、限られたネットワーク内で使われるIPアドレスです。
一般的なSIMでは、プライベートIPが割り当てられることがあります。
プライベートIPの場合、インターネット側からカメラやルーターを直接見つけることが難しいため、
外部から直接アクセスする用途には向かない場合があります。
一方で、カメラ側からクラウドへ画像や映像を送信する使い方であれば、
プライベートIPでも運用できるケースがあります。
遠隔接続で考えるポイント
遠隔でカメラを確認したい場合は、まず接続方法を確認することが大切です。
| 使い方 | 必要になりやすいIP |
|---|---|
| 専用アプリで映像を見る | プライベートIPでも可能な場合あり |
| クラウド経由で映像を確認する | プライベートIPでも可能な場合あり |
| カメラ側から画像をクラウドへ送る | プライベートIPでも可能な場合あり |
| 外部から録画機へ直接アクセスする | グローバルIPが必要な場合あり |
| VPNで接続する | グローバルIPや固定IPが必要な場合あり |
| IP制限をかけて接続したい | 固定IPが必要な場合あり |
ポイントは、
カメラ側からクラウドへ送るのか、外部からカメラ側へアクセスするのか
という違いです。
カメラ側から送信するだけであれば、プライベートIPでも使える場合があります。
一方で、外部からカメラや録画機に直接入りたい場合は、グローバルIPや固定IPが必要になることがあります。
固定IPとの違い
グローバルIPとあわせて、固定IPという言葉もよく出てきます。
- グローバルIP:外部のインターネットからアクセスできる可能性があるIP
- プライベートIP:外部から直接アクセスしにくいIP
- 固定IP:IPアドレスが変わらない契約・設定
固定IPは「IPアドレスが変わらない」という意味です。
そのため、固定IPであっても、外部から直接アクセスできないタイプのIPでは目的に合わない場合があります。
防犯カメラや監視カメラで遠隔接続を行う場合は、
固定IPかどうかだけでなく、グローバルIPが必要かどうかも確認することが大切です。
グローバルIPとプライベートIPの違いは、遠隔接続の方法に大きく関わります。
クラウドサービスや専用アプリを使って映像を見る場合は、プライベートIPでも運用できるケースがあります。
一方で、外部からカメラや録画機に直接アクセスしたい場合や、VPN・IP制限を使う場合は、
グローバルIPや固定IPが必要になることがあります。

